UX Week 2014レポート:UXデザイナーよ、魔法のような体験を作れ!

UX WEEK 2014 THE PREMIER UX DESIGN CONFERENCE SEPTEMBER 09 - 12 SAN FRANCISCO, CA
9/9-12にサンフランシスコで開催された、UXデザインのカンファレンスとワークショップイベントUX Week 2014に参加してきました。本イベントはUXデザインを専門にした世界最初のコンサルティング企業Adaptive Path社が主催しています。アメリカを中心に、世界中からUXの実践家が集まって事例や手法、トレンドなどを共有します。同時期にUX Strat(コンセント長谷川さんのレポート)という別の大きなイベントがあったこともあって、日本からの参加の方は他にはいないようでした。イベントの様子や学んできたことなどを共有します。

  1. 会場
  2. 参加者
  3. オープニング
  4. 基調講演:Design for Humankind
  5. 講演:Work With What You Have
  6. 講演:Designing Smart Interruptions
  7. 講演:Two Worlds: Design Firms & Startups & What They Can Learn From Each Other
  8. 講演:Applying Design Thinking At The Organizational Level
  9. 講演:Designing Enterprises – How to Transform a Company by Design
  10. 講演:UX for ET
  11. 講演:Leading a Distributed Team of Introverts
  12. 講演:The Web Gets Real: Designing for the Internet of Things
  13. ワークショップ:Designing for Touch
  14. ワークショップ:Explore, Persuade, Destroy: An Introduction to Storyboarding Techniques
  15. ワークショップ:Mapping Design Decisions to Evidence
  16. 番外:SAP UXデザインチーム訪問
  17. 総括:UXデザイナーよ、魔法のような体験を作れ!

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謹賀新年2020【2010.1.1のブログを再掲】

HAPPY NEW YEAR 2020

あけましておめでとうございます。

僕は、慶應SFCの3年生です。入学年度は2017年で、ログインはs17365akです。2012年にオープンした未来創造塾に住んでいて、今年は実家に帰らなかったのでそこからこのエントリーを書いています。

未来創造塾プロジェクトが始まってから10年が過ぎ、トランスペアレントソサエティーという言葉も新聞やテレビで普通に目にするようになりました。当時は先進的だったキャンパスのライフログのインフラも世の中で当たり前になってきました。そこで、10年後に向けたインフラを考えるプロジェクトに所属しています。2030年のキャンパスを考えるために、この10年間に起こったキャンパスライフの変化をまとめてみます。 “謹賀新年2020【2010.1.1のブログを再掲】” の続きを読む

Apple Watchのホーム画面UIを考察する

Apple Watchのホーム画面

Apple Watch発表の興奮冷めやらぬサンフランシスコで書いています。発表された内容はとても面白かったのですが、小さい画面に丸いアイコンのたくさんならんだホーム画面のユーザビリティには疑問が出るかと思います。しかし、よく見ていくと、このデザインは小画面でアプリを選択するためにUIデザインについての様々な知見が活用されています。その内容を解説します。

ハニカム型の配置

Apple Watchのアイコンは、iPhoneなどのような直交グリッドではなく、ハニカム型に並んでいます。人間の指の特徴を考えると、画面をタップする際に接地する領域は四角というより円に近くなります。そして、円を敷き詰めて配置する際に、ハニカム型は直交格子よりも空間の利用効率がよくなります。

ハニカムと垂直格子の比較
istartedsomething.com

かつて、今のWindows Phoneになる前のWindows Mobile 6.5において、このようなハニカム型の配置が採用されていました。このような互い違いにアイコンが並ぶことで、アイコンタップの精度が向上すると言われていました。

Windows Mobile 6.5のホーム画面
istartedsomething.com

Fisheye ViewズーミングUI

デモのビデオを見ると、コンテンツをパンするにつれて画面中心近くのアイコンが拡大するのがわかります。まるで魚眼レンズを通して見ているようです。このようなUIはズーミングUIの一種であるFisheye Viewとして、情報可視化の世界では古くから知られてきました。([Furnas86]など)

デジタルクラウンを用いたズーミング

上述のような手法を用いても、多数のアプリがある場合には多くのスクロールが必要となります。そこで、Apple Watchの特徴の一つである龍頭(デジタルクラウン)を用いて、さらにアイコンの拡大縮小を行えるようになっています。

通常のサイズ

ズームアウト

まとめ

Apple Watchは、このようにホーム画面一つをとっても、ユーザビリティを深く検討し、過去の様々な知見を駆使したデザインがなされていることがわかります。多くのAppleの新製品でそうですが、ビデオを見るのと実際に触ってみるのとでは印象が変わるものと思います。