代表取締役交代のお知らせ

ATOMOS DESIGNロゴ

アトモスデザインを設立して丸2年が経ちました。

起業も経営も初めての経験で、当初はなにもかもが手探りでした。ありがたいことにたくさんのお客様に恵まれ、それぞれのプロジェクトでたくさんの方のご協力を得ながらプロジェクトを達成してくることができました。2年目に入ると仕事のご相談をいただく機会も増え、よりインパクトのあるプロジェクトにも関わらせていただけるようになりました。今月は初めての著書も出すことになりました。

ですが、自分にとっても会社にとっても、次のステップに進む時がきました。

2016/2/29を持って、私児玉哲彦はアトモスデザインの代表取締役社長を退任しました。後任の社長には、これまでもアトモスのプロジェクトで開発を一緒にやってきた、アストロテック株式会社の西村潤社長に兼任していただきます。私はアトモスでの実務からは退きますが、引き続き会長という立場で関わっていきます。

アトモスデザインを設立した大きな目的は二つあり、世界レベルのUXデザインの実践、そしてVRコンテンツ市場の立ち上げでした。

VRに関しては、VR×地球/ロボット/スポーツなど、他にはないいろいろなコンテンツを開発してきました。Oculusをはじめとする一般向け製品が次々とリリースされる今年、アトモスもよりVRにフォーカスした新しい体制となって、まだ黎明期にあるVRコンテンツの探求を進めていきます。

一方で、僕個人としては、UXをもっともっと極めて、多くの人の生活にインパクトを与えたいと思いました。そんな時に、今の会社から声をかけていただきました。今度はより規模が大きく、グローバルなところで勝負してみようと思います。

重ね重ね、お客様やパートナーなど様々な形でお世話になった皆様には深く御礼申し上げるとともに、今後ともアトモスデザインをどうぞよろしくお願いいたします。

「人工知能は私たちを滅ぼすのか 計算機が神になる100年の物語」刊行のお知らせ

人工知能は私たちを滅ぼすのか 計算機が神になる100年の物語 表紙

今日のIT業界で最大の話題は、間違いなく人工知能技術です。人工知能で自動運転ができるようになった、囲碁のプロに勝ったなど、人工知能の進化に関するニュースを目にしない日はないといっていいくらいです。

しかし、人工知能の歴史について少しでも知っている人なら、疑いの目を向けずにはおれないでしょう。今までも、2回の人工知能ブームがあり、そのたびに結果は幻滅に終わりました。今回は何か違うのか。

はっきり言います。今回はこれまでのブームとは異なり、賢い機械が本当に私たちの生活の中に入ってきます。インターネットは、情報/メディア産業などを根本からひっくり返しました。しかし人工知能の持つインパクトは、そうした産業を超えて、私たちの生活と仕事のあらゆる側面を根本から変えていきます。

20年前、Windows 95が発売されてインターネットブームが起こりました。20年を経た今、日本の情報/電機産業は、シリコンバレーのIT産業に完膚なきまでに叩きのめされました。それが失われた20年となり、大手電機メーカーの実質破たんと切り売りなどをもたらしました。

私は大変な危機感を抱いています。このままだと、今後の15-20年間、人工知能についてまったく同じことが起きるでしょう。そして、日本の産業は、おそらくこの競争にも負け、日本は経済や産業や科学技術のトップランナーの座から滑り落ちていることでしょう。

私には、小学一年生の甥がいます。本書は、彼と同い年の主人公が暮らす2030年の世界を舞台とした物語として描きました。その世界では、主人公は大学の卒業と就職を間近に控えています。その時、私たちは、彼らに、豊かで将来への希望のある社会を残すことができるでしょうか。私たちはそうした瀬戸際に立っています。

そのような思いで、本書を執筆しました。私がITに本格的に取り組み始めてから、早いもので25年も経ってしまいました。その間、更にはそれよりも50年もさかのぼって、コンピューターとITがどのように形作られ、世界を変え、そしてなぜ今のタイミングで人工知能が現実のものになりつつあるのか。その先にはどんな世界が待っているのか。一年間の時間をかけ、自分の経験と知識のすべてをこの一冊に注ぎ込みました。

コンピューター、IT、人工知能に詳しい方でも、そうでない方でも、これからの世界に対する見方が変わる。そんな本になったと自信を持っています。

発売は3/18で、現在Amazonなどで予約が可能です。Kindle版も同時に発売になる予定です。少しでもご興味を持っていただけたら、どうかさわりだけでも読んでみていただければと思います。

下記に、本書の冒頭を引用します。

はじめに

今から少しだけ未来の、2030年の世界を想像してみましょう。私たちの暮らしは、仕事は、どのように変わっているでしょうか。その変化をもたらす要因は何でしょうか。経済?国際政治?それらももちろん影響はあるでしょう。

では逆に、15年前と今とで何が一番違うでしょう?日本は相変わらず不景気でした。9.11のテロが起こり、「テロとの戦い」が始まった頃でした。

意外と大した変化は起こっていない?当時の写真や映像などを見ると、今と決定的に異なっている点が一つあります——誰もスマートフォンを持っていないのです。
21世紀に入ってから、スマートフォンやインターネットのようなITほど私たちの暮らしを変えたものはありません。かつて、ソニーの社長だった出井伸之氏は、「インターネットは古い産業を滅ぼす隕石である」と述べました。

今日、スマートフォンやインターネットに匹敵する、もしかしたらそれ以上のインパクトをもたらすパラダイムシフトがITの世界に起こっています。その中心にあるのは、人間のように知覚し、考え、行動する、人工知能の技術です。

人工知能の研究は、20世紀半ばに始まってから、長らく日の目を見ずに来ました。ところがこの数年間、開発が飛躍的に進み、見たり聞いたりするものを人間と同じレベルで認識したり、自動車を運転したり、中には高度な仕事やゲームでも人間を打ち負かすものが現れてきました。

人工知能は一体どこまで賢くなるのか。その結果、人間の仕事が人工知能に奪われたりするのではないか。さらにその先に、「ターミネーター」のように人類を滅ぼそうとするのではないか。そのような不安が、SFの絵空事ではなく、現実味を帯びてきています。

本書では、人工知能が私たちの暮らしや仕事にどんな影響を及ぼすのか、そして人工知能とどう向き合えばいいのか、といった疑問に答えたいと思います。
筆者は、実は人工知能の専門家ではありません。まだ10代だった90年代から20年以上にわたって、ユーザーインタフェースやユーザーエクスペリエンスと呼ばれる、人間とITの関係のデザインに取り組んできました。大学で博士号を取り、その後はIT企業の製品マネージャーや、IT製品開発のコンサル企業を創業するなどしてきました。
その中では、スマートフォンやインターネットをはじめ、バーチャルリアリティーやロボット、そしてもちろん人工知能などさまざまな種類のITにかかわってきました。

筆者のこのような経験から、本書では人工知能の技術的な側面というより、より大きなITというものの一部として、人工知能と私たちがどのような関係を作れば良いかということに焦点を当てています。

そのために、本書では、2030年に大学生をしているマリという普通の女の子が、100年にわたる人工知能の開発の歴史を学んでいくという構成をとっています。各章の冒頭で、人工知能が実現しているであろう2030年の世界について描き、それを実現する背景になる歴史について解説していきます。

人工知能と、スマートフォンやインターネットのようなITは、その成り立ちが一般に知られている以上に密接に関わっています。ITの歴史の中では、様々な開発者達が、それぞれの信念、アイデアのもとに人工知能やパーソナルコンピューターなどの設計思想(アーキテクチャー)を作っていきます。その歴史を知ることではじめて、現在と未来の人工知能について理解することができます。

そうした開発者たちの信念やアイデアへの情熱は、宗教家の信仰へのそれに通じるものがあります。彼らの究極のゴールは、私たちのように感じたり考えたりする心を持った機械を実現することです。人工知能を作るということは、もしかしたら私たち人間に許されていない、神の領域へ足を踏み入れることなのかもしれません。

そう考えた時に、人工知能のこれまでとこれからの行く末を読み解く手掛かりとして、キリスト教の聖書が一つの道しるべとなりました。人工知能の100年の物語が、聖書の物語と不思議なほどに符合していることは、著者自身にも正直言って驚きでした。

本書は、二部構成を取っています。

第一部 コンピューターの創世記においては、今日私たちが日常的に使っているパーソナルコンピューターやスマートフォン、インターネットなどのITがどうやって作られてきたかという歴史を紐解きます。そこでは、コンピューターと人工知能の概念を発明しながら、アダムとイブのように禁断の果実をかじって死んだ悲劇の天才アラン・チューリングの物語が中心となります。

第一部は、特に若い方など、今日の人工知能の背景となっているこれまでのコンピューターの発達について詳しくない方に向けて書いています。そうした歴史に詳しい方は、第二部から読んでいただいてもよいかと思います。

第二部 人工知能の黙示録においては、人工知能が急速に発達して神のような存在になっていくこと、その結果私たちの暮らしや仕事に起きる変化、さらにその先に訪れる「最後の審判」に迫っていきます。人工知能は、果たして私たちを救うのでしょうか、それとも滅ぼすのでしょうか。

さあ、その疑問に答えるため、マリたちと一緒に、100年の時空を超えた旅に出ましょう!この旅の終わりに、マリ、そしてあなたが、人工知能というものとどう向き合っていくのか、その答えを見つけてもらえればと思います。

VRキックボクシングエクササイズがDC EXPO 2015のFeatures2015に選出

アトモスが企画/開発をお手伝いした、株式会社スポーツITソリューション様によるVRスポーツコンテンツ「360°VRキックボクシングエクササイズ」が、10/22〜25に日本科学未来館にて行われるDIGITAL CONTENTS EXPO 2015のFeartures2015に選出されました。今年の注目テーマである「スポーツを変えるコンテンツ技術」6件の一つになりました。

会場では実際に体験していただけるため、VR技術を用いた未来のスポーツにご興味のある方はぜひご来場ください。

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JDN「桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー」掲載

日本最大のデザイン情報サイトの一つJDNにて、「桐山登士樹が選ぶ 注目のデザイナー」に掲載していただきました。

これまでの仕事を始め、追ってクライアント様から正式なリリースが出ることになる、バーチャルリアリティを用いたスポーツコンテンツなどの新作についてもご掲載いただいています。

期せずして社会におけるデザイナーのあり方が話題になっているタイミングでの掲載となりました。私たちの取り組んでいるインタフェースデザインはまだ新しい分野ですが、これまでのデザインの伝統を受け継ぎながら、仕事を通して社会に価値を提供できるよう一層努めたいと思います。

JDN注目のデザイナーウェブページサムネイル

ATOMOSは2期目に入りました

本日3/1を持って、弊社は2期目に入りました。なにぶん初めて起業しての1年目ということで、すべてが試行錯誤の連続でした。クライアントのみなさまや、お仕事でご一緒したみなさま、有形無形のご支援をいただいたみなさまのお力添えがあり、最初の一年を無事に終えることができました。本当にありがとうございました。

1期目の振り返りはすでに年末に書いていますので、あえて繰り返すことはしませんが、一点だけ付け加えると売上の面では設定した目標をクリアし、事業として安定して運営できる状態にあることをご報告します。

初年度を通じて、事業会社としての基本的な形はなんとか整えることができたと思っています。今年度はより一層、ITプロダクト開発を通して社会にインパクトをもたらしていきます。そのために、特に力を入れて取り組む領域を設定し、アプローチとしてのコラボレーションの充実と、自主プロダクトの開発に取り組みます。 “ATOMOSは2期目に入りました” の続きを読む

企画展「地球ワンダーミュージアム」出展(日比谷、7/29〜8/30)

触れる地球にiPadをかざす

触れる地球ミュージアムが開催する夏休みの特別展示「地球ワンダーミュージアム」に、AR技術を使った「地球メガネ」を出展します。ATOMOSは展示協力し、ナント・モバイル株式会社による独自の3次元オブジェクト認識技術を用いて、iPadで地球に3次元のコンテンツを重ね合わせる、かつてない表現の3種類コンテンツを制作しました。

地球の不思議を、大人と子供とを問わず感じていただける展示になっているかと思います。夏休みのお出かけなどに、ぜひいらしてください。

期間:2014/7/29〜8/30
時間:
火〜木 11:30〜19:30
金 11:30〜17:00
土 10:30〜18:30
休館日:月・日・祝日(8/13〜15は休館)
場所:丸の内 富士ビル 3×3 Labo(さんさんらぼ)
主催:触れる地球ミュージアム
企画・構成:竹村真一+Earth Literacy Program
協賛・企画協力:富士通株式会社

世界遺産

世界各地の有名な世界遺産を、地球の上で見ることができます。地球儀の上で世界旅行をしてみよう!
世界遺産画面

オーロラ

誰もが一度は見たいと願うオーロラを、地球の外から見るとどんな風に見えるんだろう?宇宙飛行士しか見たことのない風景を見てみよう!
オーロラ画面

風力発電量

エネルギー源として急速に普及しつつある風力発電の、国別の量を目に見えるようにしました。どの国が風力を多く用いているかなど、意外な発見があるかも?
風力発電量画面

他にも、面白い展示がたくさん。
動物のフィギュア

UX TOKYO Jam 2014参加者の方へ(セッションについて、LTあり)

7月26日にUX TOKYOが主催するUXについての一大イベントUX TOKYO Jam 2014で、「Experience Design Out of Screen:これからのエクスペリンスデザイナーの生きる道」と題したセッションを行います。本エントリーは、このイベントに参加予定の方に向けた内容です。

このセッションで私はあるシンプルな問いをみなさんに投げかけたいと思います。

UX / UIデザイナーは、3年後も「画面のデザイン」を主な仕事としているでしょうか。

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